昨晩は、仕事を終えて帰宅した後、
NHKスペシャルの“追跡!世界キティ旋風のナゾ”の
再放送を見ました。
最近観た数々の番組の中でもとても印象に残ったので、
まとめておこうと思っています。
今の日本のコンテンツ産業の海外輸出額は、
国内市場のたった5%にとどまっているそうです。
これだけアニメやゲームが世界中で支持されているのに。
そんな中で今、「ハローキティ」というキャラクターの商品は、
世界の“109”もの国と地域で供給されているそうです。
そのハローキティの躍進を支えてきた方として、
・ハローキティを物販からライセンスビジネスへ
転換させた外部登用者の方
・長年キティのデザインを担当されてきた
デザイナーの山口裕子さん
のエピソードを紹介されていました。
そのエピソードの数々からハローキティという
キャラクターの“自由度の高さ”、“柔軟さ”を知りました。
時系列的には一番最近の話が、
ライセンスビジネスへの転換の話になります。
MBAを取得した外部登用者の方がサンリオに入社し、
物販からライセンスビジネスへの転換を提言したそうです。
“海外でのニーズは間違いなくあるのにそもそも現地で
全然販売されていないこと”に疑問を抱いていたそうです。
その後、イタリアミラノにミラノ・オフィスを作り
現地で19名も採用し、現地ニーズに順応した
「ハローキティ」が続々と生み出されていきます。
イタリアのワイン酒造とキティがコラボして、
その現地のイタリアのデザイナーが生み出した
デザインなどは驚くほど素敵なものでした。
レディーガガさんが全身にキティを身にまとう姿wも
大分圧巻でした。
そのライセンスビジネスはさらに加速し、
イスラム圏や社会主義国、軍事政権下の国まで
キティが普及するさまは圧巻でした。
そして、ハローキティの3代目デザイナーである、
山口裕子さんのエピソードはとても印象深いものでした。
1980年からキティのデザイナーを務めている方だそうです。
山口さんが入社された当時のキティは、
子どもに「冷たい感じがする」といわしめるような
キャラクターで、評価も落ち目だったそうです。
確かに僕の子どもの頃のキティの印象は
そんな感じだったかもなぁ、、と思い返します。
あと「キティ=赤くて太い輪郭のキャラクター」の
イメージが強くありました。
当時、山口さんは先輩から、
「ハローキティの顔は変えてはいけない」という
不文律があったことを教えられていたそうです。
しかし、「冷たい感じがする」という印象を変えるために、
顔の周りの輪郭(太字の線)を消すことに果敢に
挑戦されたとのこと。それを機に、キティのデザインの
自由度が増して、「何でも合う」商品開発の契機に
なったとのこと。
さらに、大きな転換点になったのが、90年代後半に
現場や女子高生たちの意見を聴き、
・「ピンクが求められていること」と、
・「キティ関連の小物にニーズがあること」を掴み、
「ピンクキルト小物シリーズ」を生み出し大幅な
販売増に繋げたとのことです。
今回、番組で各国を取材した結果、
中東や欧州、北米での調査を通して判明した
キティの購入動機の第一位は「ピンクだから」。
だったそうです。びっくりですね。
いかに、カラーひとつでキャラクターだけではなく、
人のライフスタイルまで変わるのか、ということを
思い知らされます。
ちなみに2位は、「何でも合う」だったそうです。
これもひとえに、山口さんが
使っている人々の意見に積極的に耳を傾け、
かつ、
キティというキャラクターを“自由に・柔軟に”
成長させ続けてきた姿勢の賜物なのだ、と感じました。
キティというか山口さんの“柔軟性”を
象徴するのが最後のエピソードでした。
ミラノ・オフィスで、ロックバンドの「KISS」と提携して、
コラボしたキティを生み出そうとしたまではよかったものの、
「KISS」の特徴である「長い舌」をつけるかどうかを
苦悶するデザイナーのお話です。
ハローキティには上に書いた不文律以外に、
「口を書いてはいけない」というものがあるそうです。
苦悶の末、イタリア人女性デザイナーはクビを覚悟で、
山口さんに舌をつけたキティのデザイン案を送ります。
それを見て、山口さんは
「これは口を描いていない。長い舌を張り付けただけだ。」
と容認。
柔軟な方だなぁ。。と感心するとともに、
キティの飛躍を支えていたのは間違いなく
山口さんのおかげだったのだ、と思いました。
自分の仕事においても、
改めて“柔軟性”を大切にしていきたいなぁ、と思いますし、
海外展開についても起こりうることだと思うので、
とてつもなく刺激的な番組でした。
それにしても、NHKスペシャルはホントに良い番組。
僕の知的好奇心を強くくすぐられるものばかりです。
ほとんど見逃していて、他のNHK番組も相当見たいため、
NHKオンデマンドに加入しようか、かなり迷っています。。
★☆今日のヘビロテソング☆★
ツイッターの友人の方々に触発されて、
星野源さんを聴き始めたところ、見事にハマりました。
教えてくれた皆さん、ありがとうございます。
こんなに“フェティッシュ”な曲ははじめてかも。
“髪の毛の匂いを嗅ぎあって くさいなあってふざけあったり
くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる”
個人的には“エピソード”が一番好きな曲かなぁ。
くだらないの中に / 星野 源 歌詞
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